複数配管作業の手間を最小限に抑え、
壁貫通施工を省力化。
照明・エアコンなど設備機器への送電に用いられる電線は、建物内の電気室から床・壁を貫通し、各フロアに配線される。
ケーブルを壁貫通させる際には電線管が使用されており、例えば工場や倉庫、ビルなどの大型施設では電線の数も多く、
必要となる電線管を使った壁貫通工事もそれに比例して増加する。
そのうえ従来施工(ダクターチャンネル+L字金具)では、工事に必要な部材の現場加工が多く、工事前の準備に多くの時間を取られていた。
MPSL2ではサイズや取付穴を工夫することで現場作業を無くし、
電線管の壁貫通工事の省力化を実現した。
主な特長
1.ダクタークリップと
組み合わせるだけの簡単施工


穴あけ不要で省力化
従来施工ではダクターチャンネルに壁面固定用のL字金具を取り付けるための穴をあける必要があった。
MPSL2では支持具と止め具が一体化しているため、L字金具を取り付けるための穴あけも必要なく、施工時間の短縮を実現している。


切断不要で省力化
従来施工ではダクターチャンネルを間柱ピッチに合わせて切断する必要があった。MPSL2では代表的な間柱ピッチである303mm、455mmに合わせたサイズと、ネジ穴が複数あいた設計になっているため、支持具を切断する必要もなく、施工時間の短縮を実現している。


間柱ピッチ 303mm


間柱ピッチ 455mm


2.パテの盛り付けスペース確保
壁貫通した際、壁にあけた穴と電線管の隙間を塞ぐためシール材・パテを使用する。パテ盛りの作業性や施工性を考え、開口部を避ける金具形状に設計。点検時も目視確認しやすい。
